海外事業部 北山 明親

MakipにJoinするまでの経歴を教えてください

新卒で証券会社に入社し、投資銀行部署で主に資金関連の業務に従事しました。経営目線に立って仕事がしたいと思って選んだ就職先でした。入社間もなかったこともあり、資料作成や分析業務が中心でしたが、大きな資金の動きを把握して様々な業界と関わりながらビジネスを俯瞰する貴重な経験ができました。
一方、「自分で事業を作る」ことにも興味があったので、3年経ったら事業会社に転職すると決めていました。大手よりはベンチャー、そして「医療」「介護」分野に挑戦してみたかったので、人材・医療プラットフォームを提供している会社に転職しました。そこでは薬局向けSaaSサービスのパートナーシップ構築、他社との事業連携の役割を担い部署を立ち上げました。また、歯科向けの新規SaaSサービスの事業開発も行いました。

転職のきっかけを教えてください

当時、積極的に転職を考えていたわけではありませんでした。スカウト媒体でMakipからスカウトメッセージが来たので話を聞いてみたら面白く、、その出会いが転職のきっかけとなりました。
海外事業のポジションであることも転職を後押ししました。その頃、プロダクトの価値を国内にとどまらず、幅広く提供したい思いがあったのですが、医療業界は国ごとに規制が異なるため、同じプロダクトでの世界展開が難しかったのです。そのため、世界に向けて同じプロダクトで事業展開できる可能性に魅力を感じ、海外事業のポジションで新たな挑戦を考えるようになりました。

海外系の求人は他にもあったと思いますが、なぜMakipを選んだのでしょうか

海外子会社の経理やマネジメントなど、大企業でのポジションが多くありましたね。でも自分は0から事業を作り上げることに面白みを感じるので、中間管理的な職務は性格に合わないと感じました。
Makipは、会社のフェーズがまだ大きくない中で、海外に打って出ようとしており非常に興味を惹かれました。ファッションへの興味は薄かったものの、事業の展開には面白みを感じましたし、BtoB向けSaaSの延長線上ならこれまでの自分の知見も活かせるのではないかと思い、Makipへのjoinを決めました。

Makipに入ってみてどのような印象を持ちましたか

いい意味で、CEOの真吾さんが話していた通りだと感じています。「自律自走」「全部任せるよ」と言う会社はよくありますが、任せると言いつつ結局マネジメントしたがる会社も実際かなりあります。でもMakipは本当に「自分で動いてね、はいよろしく!」という感じです。少数精鋭のためそうならざるを得ない部分もありますが、かなり徹底して自律自走をやっていますね。入社前は、まぁとは言え、、と軽めに見積もっていたのですが、こんなになのか、と逆に衝撃を受けました。そこは自分にとって非常に良かったポイントですね。

今のお仕事について教えてください

海外関連業務全般(プロダクト以外)を担当しています。当初は新事業の準備段階で、UKの法律や規制関連の調査、それに対する対応、資料の作成、契約書の整備など、基本的なフェーズを進めました。新事業をローンチして以降は、営業やPR、マーケティングの施策も手がけています。
もちろん業務では英語を使いますが、自分はネイティブレベルではないネイティブと比べると、ので、外国人らしい印象を与えるだろうと思っています。大学院時代に研究を英語で行なっていて、学会発表も英語だったので、その経験が英語力のベースになっているように思います。資料の英訳ではChatGPTに助けられています。

今のお仕事の面白みはどのようなところですか

前職の会社は医療IT分野で絶対的な認知度があったため、同じ新規事業でもいわゆる看板が使えた部分がありました。Makipは、国内での認知度は高いですが海外には全くないので、看板が一切使えず本当に0からこじ開ける挑戦になります。大変ではありますが、やはりこの0からの挑戦に、なかなか他で経験できない興奮や面白さがあると思っています。
試行錯誤を繰り返しながら、反応を見て進化させるプロセスも非常に面白いです。

海外事業部を今後どんなチームにしていきたいですか

個人的には、国ごとに独自のチームを作りたいと考えています。グローバルな事業展開では「海外事業部」ではなく、例えば「英国事業部」や「アメリカ事業部」のように各拠点でそれぞれの市場に特化したアプローチをするのが理想です。「海外」と一括りにはできないのですよね。各国ごとに営業部隊を組織し、異なる市場にアプローチしていく自律自走型のチームができればと思っています。文化や言語の違いがあり難しさもありますが、グローバル企業としてMakip自体も成長していく必要性を感じています。

海外出張も多いですね!

そうですね。日本では接することができないクライアントとコミュニケーションでき、やれることも格段に広がるので、海外出張はとても有意義で楽しいです。ただ、何か成果を持ち帰らなければという大きなプレッシャーもあります。そして、削れるコストを極力削っての出張生活なので、皆さんがイメージするようなハッピーな海外出張とはだいぶ異なると思いますよ(笑)。大企業の海外出張だと、三日間滞在くらいで良いホテルに宿泊でき、空の旅も楽しめそうなイメージがなんとなくありますが、私たちはAirbnbで取った辺鄙な物件に長期間宿泊しますし、全く観光をしたことがありません。これまでトータルで2ヶ月間ほどUK出張に行っていますが、営業しながらビッグベンをちらっと横目で見るくらいでした!

Makipの海外事業部にはどのような人がマッチすると思いますか

本当に0→1の仕事なので、何でも泥臭く根気強くやっていける人ですね。スキルも大事ですが、熱意ややる気といった根源のモチベーションがないとすぐ折れてしまうと思います。仕事を振られるのを待っているだけだったり、すぐ諦めてしまう人だとお互い幸せになれないように思います。

Makipは自律自走する組織と掲げていますが、北山さんが自律自走する為に心がけていることはありますか

海外事業部の予算については、自分が全責任を持った意思決定者であるという意識のもと、色々な施策を考えて実施しています。「意思決定者として決め切る」ことを心がけていますね。大きな額がかかることはもちろん役員の決済になりますが、自分ごととして考え抜くよう意識しています。

Makipで今後何をMake IT Possibleしたいですか

日本発のSaaSは、なかなかグローバルに展開できないと言われています。それでもなんとか、グローバルで花咲かせられる事業にしたいです。
サイズテックという市場には飛び抜けた競合はいないと思います。グローバルで見ても、市場自体がニッチということもあり戦っていける余地があると確信しています。ここでなんとかぐっと押し込んで、グローバルで使われるSaaSを目指したいと思っています。

最後に、転職活動中の方に一言お願いします

Makipは本当に自律自走を求められる組織なので、 自分で決済権と責任を持ってやり切りたいという人には非常に合うと思います。「自分はこれをやりたい」というのができて、とても面白いはずです。主体的に自分で事業を作り上げていきたい人にぜひ来ていただけたらと思います。
ファッションには興味がなくても多分大丈夫だと思います(笑)。 自分も実は元々それほど興味がありませんでした。でも改めてこの業界の仕事をしてみて、ファッションとは?と考えるうちにだんだん面白くなってきました。要は自分を表現する要素の一つであり、他者が一番最初にその人を認識する外側であり、言語なしでその人を表現できるもの、というようなことを確か真吾さんが言っていた気がします。そんなふうに捉えるようになって、自分もファッションが少し好きになりました!

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