Makipを立ち上げた経緯を教えてください
サラリーマン時代に新規事業を長く務めさせていただきましたが、全て自分の責任で新規事業をやってみたいという想いが強くなり起業しました。また、どうせやるならプロダクトだけでなく会社自体が普通ではない尖っている会社を創りたいと思い、新卒の時の同期と一緒に立ち上げました。
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サラリーマン時代に新規事業を長く務めさせていただきましたが、全て自分の責任で新規事業をやってみたいという想いが強くなり起業しました。また、どうせやるならプロダクトだけでなく会社自体が普通ではない尖っている会社を創りたいと思い、新卒の時の同期と一緒に立ち上げました。
いえ、全くそのつもりはありませんでした。コミュニケーションが得意なタイプだったので、大きな企業で自ずと要職に就くことを漫然と考えていました。父親も母親も(姉も)大手メーカー勤務であったため、大企業で働くことをなんとなくイメージしながら育った気がします。しかし就職活動で失敗しベンチャー企業に入社しました。今思えばそれもとても良い経験でしたし、それがなければネット業界にも起業にもご縁がなかったと思います。
多すぎて何から話せばいいかわかりませんが(笑)、まずは起業のために会社を辞め、立ち上げまでの間に不安で押し潰されそうになりました。最終出社日までクライアントや上司、部下から盛んに来ていた電話やメールが突然ピタリと止まり、スマホが壊れたかと思いました。そしてお金だけが減っていく中、相談相手もおらず、不安が募って押し潰されそうになりました。その時はヨガをしたりNY在住の姉の元に身を寄せたりしてなんとか乗り越えようともがき、結果的に「やってやろう!」と思い立って動き出すことができました。
その後マネタイズのために始めた営業代行の業務委託では、月火木金の週4日10-19時で働き、その後の平日深夜までと水土日はunisize立ち上げのために動いていました。この時期は全く休まず毎日15時間くらい働いていたことになります。文字通りHard Thingsで、あれほど働いたことは後にも先にもありません。
あと辛かったのは仲間との別れですね。可能性を感じて入ってきてくれた仲間と別れなければならないのは、どんな理由であれ非常に辛いです。今後もより長く仲間が活躍できる会社にしたいと思っています。
自律自走できる組織が理想的だと思います。ブラジルの起業家が書いた『セムラーイズム』という本に、社員が自発的に考えて動ける会社を作るまでの話が書かれていましたが、ブラジル人にできるなら日本人でも絶対にできる!という根拠のない自信があったので、自律自走を理想に掲げています。
自律自走するために、①全ての情報をオープンにすること ②極力階層を作らないこと ③極力ルールを作らないこと ④メンバー同士がフィードバックする文化を作ること などを行っています。最近会社を移転したのですが、社員を巻き込み、移転先の内装をDIYで作り上げました。かなり大変でしたが、各々が必要だと思うこと、自分にできることを考えながら動いて完成に至ったので、自律自走を体感するにはとても良い機会だったと思います。
メンバーにピュアな人が多いことですね。何か提案すると「イイね!」「面白そうですね!」と積極的に参加してくれます。穿った見方をしたり嫌々参加したりする人が少ないところが非常に気に入っています。
そしてHard work。言わずもがな仕事も非常にタフに向き合う仲間が多いのは誇りですね。そして、仕事だけでなくプライベートにも真剣、つまり人生に対して真剣に向き合っている人が多いです。精一杯生きていて魅力的な人達ですね。
多様性も気に入っています。色々な考え方を持つ人が色々な考えをぶつけ合いながら前に進んでいければと思います。
まだトップダウンの部分が残っています。完全にトップダウンをなくすことは難しいのかもしれませんが、極力トップダウンを減らしメンバーを巻き込んだ組織運営ができたらと思っています。
唯一無二の会社にしたいです。プロダクトも会社も、こんな会社は見たことがない!という会社にしたい。かつ売上も利益も上げ、健全に成長していきたいです。
海外にも必ず進出します。国内のみに閉じた会社を経営するつもりはなく、海外に攻め入り存在感を出せる会社になりたいと思います。
まだまだできることは数多くあると思います。他の会社はやらないけれども社会的に重要なことをサービス化し、世の中の役に立ちたいです。会社自体にもユニークな仕組みをたくさん取り入れ、魅力的な会社にしたいと思っています。そして、同時に強い会社ですね。ここで戦うと決めた領域に関しては、圧倒的なNo.1になるまで徹底的に勝ち抜きます。そんな遊び心と厳しさを併せ持った会社にしていきたいです。